どうも、まちだです!
動画編集や画像編集を効率化できる左手デバイスとして、TourBox Eliteが気になっている方も多いのではないでしょうか。
私もAdobe Premiereでの動画編集を効率化したいと思い、TourBox Eliteを購入しました。
TourBox Eliteは、複数のボタンやダイヤルにショートカットを登録できるクリエイター向けの左手デバイスです。
Bluetooth接続に対応しているため、デスク上にケーブルを増やさずに使えます。
しかし、実際に使ってみたところ、PremiereではTourBox Eliteをほとんど使わなくなりました。
一方で、PhotoshopやAfter Effectsでは、ダイヤルを使った細かな調整などに活用する機会があります。
そこで本記事では、TourBox Eliteを実際に購入した私が、Premiereで使わなくなった理由や、Photoshop・After Effectsで便利だった点を正直にレビューします。
TourBox Eliteを購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
- 本記事で分かること
- ・TourBox Eliteの特徴
・Premiereで使わなくなった理由
・PhotoshopやAfter Effectsでの使用感
・使用後のメリット、デメリット
・TourBox Eliteがおすすめな人、おすすめしにくい人
TourBox Eliteとは

TourBox Eliteは、動画編集や画像編集、イラスト制作などの操作を補助する左手デバイスです。
本体には11個の押下型ボタンと、ノブ・スクロール・ダイヤルの3個の回転型コントロールが搭載されています。
それぞれにショートカットやマウス操作、パラメーター調整などを割り当てられます。
主な特徴は以下のとおりです。
| 製品名 | TourBox Elite |
| 対応OS | Windows、Mac |
| 接続方式 | Bluetooth & 有線 |
| 接続端末数 | 2台のPCでBluetooth接続を切り替え可能 |
| 操作部 | ノブ、ダイヤル、スクロール、ボタン (11個の押下型ボタン、3個の回転型ボタン) |
| 設定できる操作の数 | 150以上 |
| 設定できる機能の数 | 400以上 |
| 触覚フィードバック | ワイドバンド振動モーター、回転操作速度および振動強度調整可能 |
| マクロ | 可能 |
| ショートカット/マウス操作カスタム | 可能 |
| プリセットオートスイッチ | 可能 |
| 本体サイズ(L x W x H) | 約116×101×44mm |
| 本体重量(単三電池×2本込み) | 約424g |
| 電源 | 単三電池2本、またはUSB接続 |
※サイズ、重量、電源、接続方式は公式製品情報に基づきます。
Photoshop、Lightroom、Premiere、Illustrator、DaVinci Resolve、Final Cut Proなど、キーボードショートカットを使用できる幅広いソフトに対応しています。
TourBox Eliteを購入した理由

私がTourBox Eliteを購入した目的は、Premiereを使った動画編集の効率化です。
普段の動画編集では、以下のような操作を繰り返します。
・タイムラインの拡大縮小
・再生ヘッドの移動
・クリップのカット
・再生と停止
・エフェクトや数値の調整
・素材のタイムラインへの挿入
・ウィンドウパネル間の移動
TourBox Eliteのダイヤルやボタンにこれらの操作を割り当てれば、キーボードとマウスを使うよりも効率よく編集できるのではないかと考えました。
また、有線ではなくBluetoothで接続できる点も購入理由の1つです。
デスク上の配線を増やさずに設置でき、必要に応じてUSB-Cケーブルでも接続できます。



それに加えて、プリセットオートスイッチのおかげで、例えばPremiereからPhotoshopに移動した際に自動でPhotoshopのプリセットに切り替わります。
上記の理由と以前から使ってみたいなと思っていたこともあり、2025年のセール中に思い切って購入しました!
Premiereではほとんど使わなくなった

結論から言うと、TourBox EliteはPremiereではほとんど使用していません。
製品に問題があったわけではなく、すでにキーボードショートカットを使った編集に慣れていたためです。
キーボードショートカットのほうが速かった

Premiereでの編集作業は、普段からキーボードショートカットでほぼ完結しています。
使用頻度の高いキーは、手元を確認しなくても押せる状態です。

Command(Ctrl)やOption(Alt)などを押さないショートカットキーは、全て一旦削除して使いやすいように割り当てなおしています。
Premiereのデフォルトショートカットとは、だいぶ違った配置になっている状態です。
そのため、TourBox Eliteに同じ操作を登録しても、新しいボタン配置を覚えるより、従来のキーボード操作を続けたほうが速いと感じました。
TourBox Eliteは各ボタンの形や位置が異なり、手元を見ずに操作しやすい設計になっています。
それでも、すでに身についているキーボード操作を置き換えるまでには至りませんでした。
左手をキーボードから移動する必要がある

Premiereの編集中は、基本的に左手をキーボード、右手をマウスに置いています。
TourBox Eliteを使うには、次のどちらかになります。
・左手をキーボードとTourBox Eliteの間で移動する
・左手をTourBox Eliteに置き、必要なときだけキーボードへ移動する
文字入力の場面など、キーボードから完全に離れることはできません。
私の作業方法では、左手の移動が増えることで、かえって編集の流れが途切れるように感じました。

設定できる操作の数は150以上と公式サイトに記載があるので、テロップ入力以外はTourBoxのみで完結できるかと思います。
ただ私にはあわなかったという感じです。。。
操作の割り当てを新しく覚える必要がある

TourBox Eliteは自由にカスタマイズできる反面、自分で設定したボタン配置を覚える必要があります。
専用ソフトのTourBox Consoleでは、各ボタンにショートカットやマクロなどを設定できます。
ソフトごとにプリセットを切り替えられるため、設定の自由度は高いです。
しかし、Premiereではすでに操作方法が固まっていたため、設定を作り込んで覚え直すメリットを感じられませんでした。

キーボードショートカットよりマウス操作が多い方には、TourBoxをおすすめします!
マウスでドラッグ&ドロップなどを繰り返すよりも、TourBoxのボタン1つで操作を完結できるほうが、時短につながります。
ダイヤル操作を活かせなかった

TourBox Eliteの大きな特徴は、ノブ・スクロール・ダイヤルによる回転操作です。
ダイヤルには触覚フィードバックがあり、回転した感覚を指先で把握できます。
タイムラインの移動や拡大・縮小には便利そうでしたが、私はキーボードとマウスでの操作に不満がありませんでした。
その結果、PremiereではTourBox Eliteの特徴を十分に活かせませんでした。

ダイヤルなど回転するボタンには、トルク感(適度な重み・手応え)があり、コリコリとした操作感で狙った位置で止めやすいです。
イラストをパソコンやiPadで描いている方には、とても良い機能だと思います!
※TourBox Eliteはパソコンのみに対応した製品です。iPadで使用する場合は、上位モデルのTourBox Elite Plusを購入する必要があります。
Photoshopではダイヤル操作が便利

Premiereではほとんど使っていませんが、他のソフトではTourBox Eliteを使う機会があります。
Photoshopは、ブラシや表示倍率などを細かく調整する場面が多いため、TourBox Eliteの回転操作と相性がよいと感じます。
実際に割り当てている操作は以下のとおりです。
・画面全体の拡大縮小や上下左右移動
・テロップ位置などの微調整
・ブラシサイズの変更
・ブラシの硬さや不透明度の変更
・ツールの切り替え
特に連続的に値を変える操作は、キーを何度も押したり画面上のスライダーを動かしたりするより、ダイヤルで調整したほうが直感的です。

Premiereと比べてPhotoshopでは、ブラシや選択ツール、ペンツール、ぼかしツールなどいろんなツールを使います。
Premiereと同様にキーボードショートカットでも問題ないのですが、Photoshop歴が浅かったためTourBoxで覚えました。
After Effectsでも一部の作業に使用している

After Effectsでも、TourBox Eliteを使用する場面があります。
After Effectsでは、キーフレームなどを細かく操作する場面が多いため、TourBox Eliteを活用しやすいと感じます。
実際に割り当てている操作は以下のとおりです。
・タイムラインの拡大・縮小
・コンポジションの表示倍率変更
・タイムラインパネル上での位置やスケールの表示/非表示
・新規シェイプレイヤーの作成やプリコンポーズ
・よく使う機能の呼び出し

After Effectsに関しては、本格的に使い始めてから半年未満で、どのようなショートカットがあるのかしっかりと把握できておりません。。。
操作を覚えつつこれからTourBoxにショートカットキーを割り当てていきたいと思います!
TourBox Eliteのデメリット

キーボードのショートカットに慣れているとオーバースペック
私にとって最大のデメリットは、すでに身に付いている操作方法を置き換えるほどの必要性を感じなかったことです。
キーボードショートカットに慣れている人は、購入しても使用頻度が低くなる可能性があります。

150以上の操作を設定できることは、自由度が広がるのでいいのですが、果たしてそこまで必要なのか、、、と購入後にふと思ってしまいました。
初期設定と学習が必要

TourBox Eliteを活用するには、TourBox Consoleでボタンを設定し、その配置を覚える必要があります。
パソコンに接続すれば即使えるというわけではありません。

しかし、PhotoshopやPremiereなどは、デフォルトのプリセットがコンソール内にあるので、TourBox Consoleの初期設定さえ終われば使うことができます。
価格に対して用途を選ぶ
TourBox Eliteは、多機能な上位モデルです。
Bluetoothや触覚フィードバックが必要なく、単純なショートカットキーの入力だけを求める場合は、機能を持て余す可能性があります。

どうせ買うならということで、上位モデルを今回購入しました。
私の用途であれば、設定できる操作が3分の1になっても、TourBox Liteでも良かったのかなと思っています。
モデルによって本体価格が1万円以上変わるため、購入する際は、他のモデルとも比較検討してみてください!
本体重量が地味に重い

上記の画像(実測約420g)は、単三電池2本を含む重量です。
Bluetooth接続時は、単三電池2本を使用します。
充電式の内蔵バッテリーではないため、この点は購入前に確認しておく必要があります。
一方、電池が切れた場合でもUSB-Cケーブルによる有線接続が可能です。

公式の製品重量は、本体のみで376gと記載されています。
私の使っているロジクールのマウス(ERGO M575)が145gなので、電池抜きでも持ち歩くには少し重たいかなと個人的に思いました。
ロジクールERGO M575についてもレビュー記事を書いているので、こちらもご参考までに!

TourBox Eliteのメリット

Bluetoothでケーブルを減らせる
TourBox EliteはBluetooth 5.0に対応しています。
デスク上に接続ケーブルを増やさずに使えるため、配線を整理しやすい点はメリットです。
さらに、2つのBluetoothチャンネルを備えており、2台のPCを切り替えて操作できます。
USB-Cケーブルによる有線接続にも対応しています。
ダイヤルで細かな調整ができる
ノブ、スクロール、ダイヤルを使って、ブラシサイズや表示倍率、各種パラメーターなどを調整できます。
触覚フィードバックにより回転操作速度や振動強度の調整ができるため、操作を直感的に指先で把握しやすいのもTourBox Eliteの特徴です。

マウスポインタの速度設定のように、ダイヤルなどの操作速度も同じように変更できるのはいいですよね!
ボタンのカスタマイズ性が高い

11個の押下型ボタンと3個の回転型コントロールに、さまざまな操作を割り当てられます。
組み合わせ操作なども利用できるため、自分の作業内容に合わせた設定を作れます。

最大30個のプリセットを作成できて、1つのプリセットに150個以上の操作を設定可能ということで、たいていの操作はTourBoxに全部登録できると思います。
私自身まだまだTourBoxを使いこなせていないので、Adobeソフト以外でもTourBoxを活用していきたいと思います!
ソフトごとにプリセットを使い分けられる

Premiere、Photoshop、After Effectsなど、ソフトごとに異なる設定を登録できます。
複数のクリエイティブソフトを使用する人ほど活用できる可能性があります。

「プリセットをオートスイッチ」を「オン」にしておくと、ソフトを切り替えるたびにプリセットが自動で切り替わります。
この部分は「オン」にしておくことをおすすめします!
本体が安定している

TourBox Eliteは電池を除いて376gあり、コンパクトながら適度な重さがあります。
机の上でボタンやダイヤルを操作しても、本体が動きにくい点は使いやすさにつながります。

個人的には重いかなと思っているのですが、決まった場所でのみ作業する方にとっては持ち歩く頻度も低いので、安定感があるほうがいいですよね。
裏に滑り止めもついているので、操作時に滑ることはほぼないです!
TourBox Eliteがおすすめな人・おすすめしにくい人

おすすめしにくい人
・キーボードショートカットに慣れている人
・現在の操作方法に不満がない人
・ボタン設定に時間をかけたくない人
・1つのソフトだけで使う予定の人
・左手を頻繁にキーボードから離したくない人
・Bluetoothや触覚フィードバックが不要な人
おすすめな人
・PhotoshopやAfter Effectsをよく使う人
・ブラシの太さや硬さ、数値などをダイヤルで調整したい人
・マウスを右手で使用する人
・複数のクリエイティブソフトを使用する人
・Bluetoothでデスクをすっきりさせたい人
・ボタン設定を自分好みに作り込める人
・2台のPCで1つの左手デバイスを使いたい人
まとめ

TourBox Eliteは、Bluetooth接続、細かなカスタマイズ、触覚フィードバック付きのダイヤルなどを備えた高機能な左手デバイスです。
PhotoshopやAfter Effectsでは、ブラシサイズ、表示倍率、タイムライン、各種パラメーターなどを調整する用途に活用できます。
一方で、私はPremiereのキーボードショートカットに慣れていたため、動画編集ではほとんど使わなくなりました。
TourBox Elite自体が使いにくいわけではありません。
ただし、購入すれば誰でも作業が速くなるわけではなく、現在どの操作に不便を感じているかによって価値が変わる製品です。
すでにPremiereをキーボードだけで素早く操作できている人は、購入前にTourBox Eliteへ置き換えたい操作があるか確認したほうが良いと思います。
反対に、PhotoshopやAfter Effectsで連続的な数値調整を頻繁に行う人には、ダイヤルを活用できる可能性があります。
私の場合は、Premiere用の編集デバイスというよりも、PhotoshopやAfter Effectsの一部操作を補助するデバイスとして使用しています。
この記事が少しでもTourBox Eliteの購入前の参考になれば幸いです!
それでは!

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