どうも、まちだです!
早速ですが、ご自宅の駐車場や周辺の道路などのひび割れが気になったことはありませんか?
アスファルトやコンクリート構造物は、年数が経つにつれてひび割れが発生してしまいます。
ひび割れを放置すると、そこに土がつまり草が生えてきたり、アリが巣を作ってしまったりと良いことはありません。
悪化する前に、補修をしておきたいですよね。
そこで本記事では、ネット通販でも購入できる、目地&ひび割れ充填剤イソシールAC「SHAKE40」についてご紹介していきます。
- 本記事で分かること
- ・SHAKE40とは
・SHAKE40の使い方
・実際の施工後の状況
・メリットとデメリット
舗装面の段差を補修されたい方は、こちらの記事をご参照ください。
SHAKE40とは
SHAKE40とは、日本特殊塗料株式会社と株式会社オリジンが開発した、速乾性の常温型簡易路面補修材です。
材質は常温硬化型のウレタンウレア樹脂で、A液のボトル(200g)にB液(200g)を混ぜて使用します。
アスファルト舗装、コンクリート舗装のどちらでも施工することができる商品です。
アスファルトやコンクリートとの付着性は優れていますが、カタログではコンクリートに注入する場合、専用プライマーの使用が推奨されています。
また、雨天時や雨が降った直後、施工後3時間以内に降雨が予想されている場合は、施工をしないでください。
それに加えて、舗装面が50℃以上の際は施工を避けてください。
1セット(1箱)の荷姿は、A液のボトル(200g)が5本、B液の缶(1000g)が1缶です。
材料とは別に、B液をA液に注ぐための専用注ぎ口も同梱されています。
材料の色は黒色ですがA液とB液の色が異なっており、しっかりと混合ができているか確認できます。
また、グレーの商品もありますが、受注生産に近いような状況と聞いています。
ネットでは、黒色のみ販売されているようです。
対応できるひび割れの幅は、1mm~20mm程度までです。
硬化時間は、約1時間ほどとなっています。
詳しくは、メーカーのホームページをご覧ください。
SHAKE40の使い方
必要な道具
・手袋(必要に応じて)
・ほうき、ひび割れ部分の清掃道具
・ウエス(布切れ)
・ハサミ(A液のボトル先端を切る用)
施工の流れ
①施工部分のゴミ、ホコリなどの異物を取り除き乾燥させる
施工するひび割れ部分のゴミや汚れを取り除いてください。
SHEKE40の材質上、舗装内に水分が多く残っていると注入後に膨れあがってしまいます。
施工する日の前後が雨の場合、別日に行いましょう。
②必要に応じてプライマーを塗布する
アスファルト面は、プルーフロン塗り替え用プライマー、コンクリート面は、プルーフロンプライマーUが使用可能だそうです。
実際にアスファルト舗装で使いましたが、プライマー無しでも付着性に問題はありませんでした。
③A液とB液を混ぜる
プライマーを塗布した場合は、乾燥してからA液とB液を混合します。
A液のボトルにB液を1:1の割合で入れます。
A液のボトルに目盛がありますので、目盛400gに合わせてB液を入れます。
B液は、空気と触れると硬化が進むそうなので、入れた後はA液のキャップをすぐに取り付けてください。
④A液のボトルをよく振る
混ぜ終わったら、A液のボトルを40秒間、上下に強く振ります。
反応がすでにはじまっていますので、素早く行いましょう。
⑤A液のボトルの先端を斜めに切ってから、ひび割れに注入する
ひび割れ部分の注入を行います。
使用可能時間は、気温23℃で10分程度です。
時間が経過すると硬化が進み、粘度が高くなって注入できなくなるそうです。
⑥硬化が終わるまで養生する
SHAKE40を注入した部分に、砂などが付着しないようにしてください。
注入部分を爪で押し込んだ際に、少し爪のあとができる状態まで待ちましょう。
施工後の状況
実際に、SHAKE40を施工した箇所を紹介します。
アスファルト舗装
アスファルト舗装に縦のひび割れが発生しており、その部分を補修しました。
材料は、黒のSHAKE40を使用しています。
使用した材料の数量は、A液とB液をあわせたボトル1本分(400g)です。
ひび割れの幅と深さによって、1m当たりの使用量は変わります。
事前に使用数量を確認しておきましょう。
SHAKE40のメリット・デメリット
デメリット
・降雨時、施工後3時間以内に降雨が予測されている場合は施工不可
・舗装面が50℃以上でそのまま施工すると、泡が発生してしまう
・舗装内に水が含まれていると材料が膨れる
SHAKE40は、降雨時や舗装面が高温状態の場合だと施工ができません。
施工日は、晴天が続く日が条件となっています。
また、舗装内に水分が残っているとその水分に反応して、材料が風船のように膨れてしまいます。
晴れの日にSHAKE40の施工を実施しましたが、舗装内の水分に反応して少し膨れてしまいました。
梅雨時の施工は、厳しそうですね。
メリット
・特殊な道具が不要
・未経験者でも施工可能
・接着性が抜群
・アスファルト舗装とコンクリート舗装どちらにも対応可能
・肉やせが少ない
SHAKE40は、A液のボトルにB液を注いでからボトルを振り、ひび割れに注入するだけで完了します。
A液のボトル先端を切るハサミがあれば、特に必要な道具はありません。
SHAKE40の名前の通り、40回、40秒間振るだけで材料の混合ができます。
A液のボトルにB液を注ぐ際に、こぼさないよう注意してくださいね。
また、SHAKE40は注入後、発砲するため肉やせがあまりないそうです。
ポリウレア樹脂のため他製品と比べて、接着性・耐久性・追従性などあらゆる面で優れています。
年数が経過するにつれて、注入を行った部分の材料が細く薄くなっていくことがあります。
SHAKE40は肉やせが少ないそうなので、経過観察をしていきたいですね。
まとめ
本記事では、目地&ひび割れ充填剤イソシールAC「SHAKE40」についてご紹介しました。
ご自宅の駐車場で気になるひび割れがある箇所に使用してみてはいかがでしょうか。
お値段的に15,000円から20,000円程で安い商品ではありませんが、肉やせが少ない点で考えると妥当な金額なのかなと思います。
材料を混ぜてボトルを振り、あとは注入するだけですので誰でも施工可能です。
舗装面のひび割れを補修したい方はお試しください。
それでは!
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