【解説・感想】堀江貴文『多動力』から学んだことまとめ【ホリエモンの働き方】

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【解説・感想】堀江貴文『多動力』から学んだことまとめ【ホリエモンの働き方】

どうも、まちだです!

本記事では、読書に苦手意識のある私でも2日(5~6時間)で読了できた、ホリエモンこと堀江貴文さんの「多動力」についてまとめていきます。

読了後の感想として一言で言いますと、固定観念を壊してくれるような著書だと思いました!

それでは、簡単に「多動力」について、紹介していきます。

『多動力』とは

まず「多動力」、著書の基本情報についてです。

書名  :多動力
著者  :堀江 貴文
出版月 :2017/5/27
出版社 :幻冬舎
ページ数:228p

「多動力」と耳にして、どんなイメージを持たれますか?

・落ち着きがない

・飽きやすく、長続きしない

・やりたいことを優先してしまう

上記のように、マイナスなイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。

しかし、本書では下記のように語られています。

この、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。

そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。

『多動力』 はじめに P8 より

インターネットが普及し、世界中で目まぐるしく情報が飛び交っています。

多くの経験を積み、新しい分野に常に挑戦していくことが必須になってくるのではと思います。

『多動力』の解説

それでは、私の印象に残っている部分の解説を下記にまとめます。

あくまでも、私の読了後の解釈によるものです。

著書の見出しを引用させていただき、見出しごとに書いていきます。

三つの肩書きをもてばあなたの価値は1万倍になる 多動力』P30

一つの仕事を、定年までやり続けるといった考え方があります。終身雇用や年功序列というものが一般的に知られていますが、正社員で就職すれば必ずしも安心できるとは断言できなくなってきています。

ただ現代社会においては、一昔前より転職することが当たり前のようなりつつはありますよね。

しかし、多くの労働者の方々は、「営業」「事務」「システムエンジニア」「教員」といった一つの肩書きのみで、定年を迎えられているのが現状だと思います。

そういった中で、本書では「レアカードになる方法」(価値ある人材になる方法)が紹介されています。

一つの分野のみを5年間で極めれば、1/100、100人に1人の人材になります。

ここで、また別の分野を5年間極めます。すると、1/100×1/100=1/1万、1万人に1人の人材になることができます。合計三つの分野を極めることで、1/100×1/100×1/100=1/100万、100万人に1人の人材になります。

このように、様々な分野を極めていけば、価値のある人材、希少価値の高い人材へと成長することができると思います。

見切り発車は成功のもと 多動力』P50

ここでは、2017年2月4日に開催された「ホリエモン祭」というフェスについて、語られています。具体的に準備し始めたのが2か月前で、完全な見切り発車だったそうです。それでも大成功に終わったとあります。

通常、何か新しいことに挑戦するにあたって、入念に準備される方が多いのではないのでしょうか。

ここでは、準備する時間は無駄であると書かれています。大事なことは、準備に時間を浪費するのではなく、まずやってみることです。

最初から完璧なものを作ろうとするより、試行錯誤を常に繰り返し作ったほうが、より良い結果が得られます。よく言われている、走りながら考えるということです。

実際に、最初から完璧にしようとしても、結局、後から訂正が必要になることのほうが多いと思います。

やりたいと思ったことがあれば、すぐにやってみることが大事ということですね。

まずは、一つのことにサルのようにハマれ 多動力』P58

何か一つのことに夢中になれば、そこで得ることができた「好奇心と集中力」が他の分野でも活かされるとあります。

ここでは、日本のバランス教育について触れられています。大人になって、やりたいことが見つからないといった原因は、このバランス教育にあると書かれています。

子どものうちは、好奇心旺盛で、一つのことに夢中になることが多々あったかと思います。たとえば、徹夜でゲームをしたり、興味のある分野を調べつくしたり、一日中外で遊びわまったり、などがあげられます。

しかし、それを大人がバランスの取れた人間へ矯正しようとしており、これでは好奇心・集中力が育たないと語られています。平均的な人材を育てようとした、教育の弊害がですね。

一つのことに興味をもち掘り下げることによって、多様なアイデアを考えることができ応用ができます。その分野のスペシャリストになるには、やはり好奇心と没頭できる力、集中力が必要になってきます。

飽きっぽい人ほど成長する 多動力』P64

「飽きやすい人」というのに対して、どうしてもネガティブな印象を持ってしまいがちです。

しかし、ここでは「飽きやすい=成長が速い」ということでもあると書かれています。

どのジャンルでも80点までは簡単にたどり着けても100点にすることは、膨大なコストと時間がかかるため、堀江さんは80点までいくと飽きてしまうことが多いそうです。

だいたい、ハマることができれば80点までの知識は身につくとあります。

このハマるがどの程度までなのか、一つのジャンルに注ぎ込んだ熱量で決まってきます。趣味で少しやっている程度であれば、ここで書かれている「ハマる」に当てはまりません。ここでは、深くハマることが重要です。

飽きて、次へを繰り返すことで、幅広くある程度詳細な知識を得られます。その点と点であった多種多様な知識がふとした瞬間に繋がることがあります。

その結果、思わぬところで過去に身につけた知識が役に立ちます。

恥をかいた分だけ自由になれる 多動力』P186

ここでは、「多動力」を身につけるにあたって、一番のハードルになる「感情」について触れられています。何かをするにあたって、他人からはどのように見られているかと気にすることがありますよね。

しかし、多くの人が失敗を恐れているかと思いますが、他人はそこまで周りのことを気にしていません

「失敗したらどうしよう」「恥をかきたくない」「笑われたくない」「馬鹿にされたくない」など、プライドが邪魔をしてくるときがあるのではと思います。

こういった感情を切り捨てて、失敗してもよいのでやってみるということを習慣にすることが大事です。失敗してしまったら、そこで素直に受け入れて改善していけば良いのです。

失敗して恥をかく勇気をもてば、新しいことにチャレンジしやすくなる免疫ができてきます。周りを気にし過ぎずに、どんどん目標や夢などに向かって突き進んでいくことで、自由への道が切り開かれるのではと思います。

まとめ、『多動力』を読んでみた感想

率直な私個人の感想として、今までどれほど固定観念に囚われていたかが分かりました。令和の時代を生きていく上で個人の価値を高めることに、気付かされた著書でした。

ただ、著書に書かれていたことをすぐに実行することは、難しい部分もあるかと思います。

本書は、各見出しごとに、「やってみよう!JUST DO IT」というページがあり、日々の行動に落とし込みやすいようにまとめられています。この「やってみよう!」の部分だけを読んで、それを実践すれば「多動力」の習得に近付くことができるのではと思いました。

時間は、有限です。多くのことを経験・体験し、ワクワクするような人生を歩んで行きたいですよね。この「多動力」を身につけて、やらない事を決めてすべき事のみに注力できるようにしていければと思います。

現代社会で、新しいことにチャレンジしたいけどできないといった方に、おすすめの著書です。

漫画化・映画化もされているそうです。

とても読みやすい著書になっていますので、気になる方はぜひ一度読まれてください。

それでは!

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